葛尾村産のコメを使った純米吟醸酒「でれすけ」が２９日までに発売された。同村の一般社団法人葛力創造舎が取り組む日本酒造り企画で、今回は水も村産を使った。同法人の下枝浩徳代表理事は「コメも水も葛尾産で『でれすけ』の完成版が出来上がった。多くの人に味わってほしい」と話す。

　今春に浪江町で酒造りを再開した鈴木酒造店が醸造を担った。今回も辛口と甘口の２種類をそろえた。原料のコメは同法人が村内で栽培したブランド米「里山のつぶ」を使った。

　価格はいずれも税込み１７６０円。葛尾村のヤマサ、マルイチ商店、石井食堂、双葉町のサンプラザふたばで販売するほか、ネット注文も受け付ける。

　問い合わせは同法人（電話０２４０・２３・６８２０）へ。