「日本酒王子」二本松で4年ぶりコンテスト 応募1月31日まで

 
日本酒王子コンテストへの応募を呼び掛ける太田部会長(左から3人目)ら

 二本松市の4酒蔵でつくる二本松物産協会清酒部会は6日、「名酒どころ二本松」をアピールする「日本酒王子」のコンテストを4年ぶりに実施すると発表した。31日まで応募を受け付け、女性らによる選考を経て、2月19日に同市で開かれる二本松酒まつりで2代目王子を発表する。

 コンテストは、4蔵元の日本酒を味わえる酒まつり(二本松商工会議所主催)に合わせた企画。2018(平成30)年に初めて行われたが、新型コロナウイルス感染症で昨年のまつりが中止となるなど、19年以降は実施が見送られていた。感染症で日本酒の需要が低迷していることも踏まえ、実施を決めた。

 応募資格は、日本酒を愛する未婚男性。書類選考後、2月11日に同市で開かれる審査会に参加できることが条件。審査会では市内の女性らが審査員となる。王子は1年間、同部会や各蔵元のイベントなどに参加し、市内の地酒をPRする。

 太田英晴部会長(大七酒造社長)は「コロナ禍で、集って酒を飲む楽しさが忘れられつつある。収束後を見据えて語り合いながら酒を酌み交わす楽しさを思い出してもらいたい」と4酒蔵の代表や初代王子の平地武尊さん(27)=二本松市=と共に実施を発表し、応募を呼び掛けた。

 コンテストは氏名や住所、職業、自己PR、日本酒への思いなどをA4判1枚にまとめ、写真を添えて応募する。応募は郵送のみで郵便番号964―0902、二本松市竹田1の66、大七酒造内の二本松物産協会清酒部会へ。31日必着。問い合わせは同社(電話0243・23・0007)へ。