日本酒造りへ福島で田植え 復興支援事業、山口県の酒蔵で醸造

 
田植えをする安倍昭恵さんら

 福島市で栽培した酒米を山口県の酒蔵で醸造する日本酒造りプロジェクトの活動が14日、始まった。7年目の今年は新型コロナウイルス感染拡大で中止していた山口県民らとの交流事業を再開、同市荒井の水田で田植えを行った。

 NPO法人銀座ミツバチプロジェクト(白坂亜紀理事長)の主催。復興支援が目的で、栽培した酒米「五百万石」で造った日本酒「精一杯」を都内や県内などで販売する。

 同市や山口県などから約100人が参加、当初から事業に関わる安倍晋三元首相の妻昭恵さんも加わった。黙々と苗を手植えしていた昭恵さんだったが、転倒して泥だらけになるハプニングも。「初めて転んじゃったけど、久しぶりに皆で田植えできて気持ちよかった」と笑顔だった。