燗がおいしい酒 県内2蔵元3銘柄に最高金賞、全国コンテスト

 
最高金賞に輝いた(写真左から)お値打ちぬる燗部門の「純米辛口 弥右衛門 」、お値打ち熱燗部門の「人気一純米吟醸クラシック」と「人気一旨辛口クラシック」

 温めておいしい日本酒の品評会「全国熱燗(かん)コンテスト2022」の審査結果が18日発表され、県内からお値打ちぬる燗部門で大和川酒造(喜多方市)の「純米辛口 弥右衛門」、お値打ち熱燗部門で人気酒造(二本松市)の「人気一純米吟醸クラシック」と「人気一旨辛口クラシック」の2蔵元3銘柄が最高金賞に輝いた。酒文化研究所や人気酒造などでつくる実行委員会の主催。

 コンテストは14回目。4合瓶(720ミリリットル)1100円以下または1升瓶(1・8リットル)2200円以下のお値打ちぬる燗とお値打ち熱燗、それ以上の価格帯のプレミアム燗、濁り酒や古酒などの特殊ぬる燗の4部門に897点の出品があり、最高金賞46点、金賞229点を選んだ。

 大和川酒造の佐藤雅一社長(42)は「受賞酒は柔らかい飲み口で後味さっぱりの純米酒。お燗の時期に試してほしい」と話した。人気酒造の遊佐勇人社長(56)は「出品数が多く、最高賞を受けるのはかなり難しい。実力を認められて本当にうれしい」とした。

 表彰式は秋に行われる。

 県内蔵元の金賞銘柄次の通り。
 お値打ちぬる燗部門=人気一黒人気純米吟醸(人気酒造)奥の松 特別純米(奥の松酒造)花春 辛口純米酒(花春酒造)▽お値打ち熱燗部門=伝承山廃純米 末廣(末廣酒造)▽プレミアム燗酒部門=笹の川 福乃香 純米吟醸 ふ(笹の川酒造)人気一 大吟醸(人気酒造)醸侍 白 特別純米(奥の松酒造)開当男山 夢の香(開当男山酒造)▽特殊ぬる燗=長期熟成酒 流転 純米大吟醸(末廣酒造)