知事賞に吟醸「國権」純米「超」煌酵母「儀兵衛」 県秋の鑑評会

 
県産清酒の味や香りを確かめる審査員

 県酒造組合の県秋季鑑評会は8日、会津若松市の県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターで開かれた。最高賞の知事賞に、吟醸酒の部で國権(国権酒造、南会津町)、純米酒の部で超(豊国酒造、古殿町)、煌酵母の部で儀兵衛(山口、会津若松市)が選ばれた。

 吟醸酒の部に75点、純米酒の部に63点、煌酵母の部に12点が出品された。組合の特別顧問で県日本酒アドバイザーの鈴木賢二さん、福島大食農学類の藤井力教授ら14人が審査員を務め、清酒の香りや味のバランスなどを確認した。

 金賞受賞酒次の通り。

 ◇吟醸酒の部=金水晶(金水晶酒造店、福島市)人気一(人気酒造、二本松市)開当男山(渡部謙一、南会津町)会津吉の川(吉の川酒造店、喜多方市)東豊国(豊国酒造、古殿町)三春駒(佐藤酒造、三春町)会津中将(鶴乃江酒造、会津若松市)玄宰(末廣酒造博士蔵、会津美里町)千駒(千駒酒造、白河市)藤乃井(佐藤酒造店、郡山市)奥の松(東日本酒造協業組合、二本松市)一生青春(曙酒造、会津坂下町)雪小町(渡辺酒造本店、郡山市)萬代芳(白井酒造店、会津美里町)廣戸川(松崎酒造、天栄村)南郷(矢沢酒造店、矢祭町)名倉山(名倉山酒造、会津若松市)田島(会津酒造、南会津町)明和蔵(笹の川酒造、郡山市)陣屋(有賀醸造、白河市)七重郎(稲川酒造店、猪苗代町)千功成(檜物屋酒造店、二本松市)花春(花春酒造、会津若松市)

 ◇純米酒の部=會津(会津酒造、南会津町)奥の松(東日本酒造協業組合、二本松市)会津中将(鶴乃江酒造、会津若松市)三春駒(佐藤酒造、三春町)榮四郎(榮川酒造、磐梯町)会津男山(男山酒造店、会津美里町)きたのはな(喜多の華酒造場、喜多方市)國権(国権酒造、南会津町)会津吉の川(吉の川酒造店、喜多方市)花春(花春酒造、会津若松市)千駒(千駒酒造、白河市)廣戸川(松崎酒造、天栄村)会津ほまれ(ほまれ酒造、喜多方市)開当男山・久宝居(渡部謙一、南会津町)

 ◇煌酵母の部=開当男山・剣山王(渡部謙一、南会津町)國権(国権酒造、南会津町)国見あつかしさん 極(人気酒造、二本松市)

 乾杯酒を無料提供

 県は30日まで、県内の飲食店「ふくしまの酒応援店」で、乾杯用の県産日本酒を振る舞う「ふくしまの酒!乾杯キャンペーン」を展開している。

 新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ県産酒の消費拡大が狙い。対象店舗で飲食した人に乾杯酒として1杯を無料提供する。

 第2弾は11月1~30日に行われる。対象店舗は公式サイトで確認でき、「ふくしまの酒」で検索する。