ロマンに酔う「宇宙酒」人気 都内で販売会、売れ行き好調

 
「宇宙酒」をPRする伊藤さん(左)ら

 宇宙から帰還した福島県オリジナル酵母「うつくしま夢酵母」を使った日本酒の販売会が、東京都渋谷区の笹塚ショッピングモールで開かれている。売れ行きも好調で、全国新酒鑑評会の金賞受賞銘柄数で9回連続日本一を達成した県内蔵元の高い技術と、宇宙のロマンが融合した「宇宙酒」が首都圏でも日本酒ファンを魅了している。

 県酒造組合と一般財団法人ワンアース(茨城県)の主催。夢酵母は昨年6月に国際宇宙ステーション(ISS)から被災地の復興の姿を伝える事業「東北復興宇宙ミッション2021」の一環でISSに打ち上げられ、同7月に帰還した。県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター(会津若松市)が培養し、県内各蔵元の酒造りに使われた。

 同組合によると、各蔵元の宇宙酒は720ミリリットル入りで計約130本を用意し、4日現在で70本以上を販売した。夢酵母で仕込んだ日本酒はバナナやかんきつ系の香りが特徴で、宇宙を旅した話題性もあり人気を集めているという。

 販売会で宇宙酒の魅力をPRしている同組合職員の伊藤昌基さん(35)は「来場者からは『とてもおいしい』との評価をいただき関心の高さを実感している。東京での販売会を契機に、高い品質を誇る県産日本酒の魅力を一層発信し普及拡大につなげたい」と話した。

 販売会は7日まで。5、6の両日が午前10時~午後8時30分、最終日の7日は午前10時~午後6時30分。5、6の両日は終日試飲を提供する。

 13蔵元次の通り。

 奥の松酒造(二本松市)渡辺酒造本店、笹の川酒造(郡山市)四家酒造店(いわき市)開当男山酒造(南会津町)千駒酒造、大谷忠吉本店(白河市)小原酒造、峰の雪酒造場(喜多方市)榮川酒造、磐梯酒造(磐梯町)栄川酒造(西会津町)山口(会津若松市)