口当たりが良く味わい深い 純米大吟醸酒「富岡魂」の新酒発表会

 
「富岡魂」の新酒をPRする大和田代表理事と生産者の渡辺さん(右)

 富岡町のまちづくり会社「とみおかプラス」は20日、町内のさくらモールとみおかで、町内産の酒米を使った純米大吟醸酒「富岡魂」の新酒発表会・試飲会を開いた。二本松市の人気酒造の協力を得て仕込んだ日本酒で、口当たりが良く味わい深い酒に仕上がった。

 富岡魂は、農業の渡辺伸さんが町内で栽培した県のオリジナル酒造好適米「福乃香(ふくのか)」を使った酒で、今年で3年目。新酒発表会では、とみおかプラスの大和田剛代表理事が「長く愛される酒を目指して造った。今年の出来は、なかなかのもの」とあいさつし、山本育男町長に新酒を手渡した。

 2種類、町内で販売

 商品名は、東京電力福島第1原発事故からの復興へと挑戦を続ける町民の不屈の精神から名付けられた。ラベルは郡山市在住の書家千葉清藍さんが手がけた。生酒と火入れの2種類で、価格はいずれも720ミリリットルで2500円。火入れの300ミリリットルは1000円。とみおかプラス事務局など町内で販売する。

 問い合わせはとみおかプラス(電話0240・23・6919)へ。