「立春朝搾り」を1万本発送 榮川酒造磐梯蔵

 
立春朝搾りの出荷作業を行う社員たち=4日午前6時ごろ

 立春の4日早朝に搾った生原酒をその日のうちに予約者に届ける「立春朝搾り」の出荷作業が同日、磐梯町の榮川酒造磐梯蔵で行われた。日本名門酒会の呼びかけで全国43蔵が展開し、県内では榮川酒造が取り組んでいて今回で20回目。

 春の始まりを新酒で祝い、無病息災や家内安全、商売繁盛などを願うため毎年販売している。社員らで瓶詰めやラベル貼りなどの作業を行い、おはらいをして約1万本を発送した。

 朝搾りは火入れしない純米吟醸原酒で、フレッシュな味わいと華やかな香りが特徴。会津産の新米で酒造好適米「美山錦」を使っている。720ミリリットル入りで1980円。

 同社の成田恵一社長は「春らしい爽やかな香りと味わいを楽しんでほしい」と話している。