新酒の出来栄えを確認 郡山酒造組合が持寄会、7蔵元から34点

 
新酒の出来栄えを確認する高橋主任研究員ら

 郡山酒造協同組合は3日、郡山市の郡山ビューホテルアネックスで本年度の新酒持寄会を開き、参加者が新酒の出来栄えを確認した。

 純米大吟醸、大吟醸、純米吟醸、純米酒の4部門に、7蔵元から計34点が出品された。県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター醸造・食品科の高橋亮主任研究員が出来栄えなどを評価し、今後の貯蔵管理などについて各蔵元に助言した。

 関係者によると、今年はコメが溶けにくく、1、2月の寒さでこうじやもろみ作りなどで苦労したが、各蔵元の技術力を生かし、全体的にレベルの高い酒に仕上がったという。

 高橋主任研究員は「どの酒も素晴らしい出来。蔵元の個性を失わず高い品質を保てている」と話した。同組合の渡辺康広理事長(渡辺酒造本店社長)は「厳しい環境ではあったが、いい酒ができた。酒の品質とともに郡山の酒文化を発信したい」と話した。