福島の酒に合う!牡蠣味ポテチ 3月20日から数量限定発売

 
日本酒「さん―Sun―」に合わせて作られた新商品「ポテトチップシュ 牡蠣アヒージョ味」

 菓子大手のカルビー(東京都)は20日、大和川酒造店(喜多方市)の純米酒「さん―Sun―」に合うよう作られたポテトチップス「ポテトチップシュ 牡蠣(かき)アヒージョ味」を福島、宮城、山形の3県で発売する。伊藤秀二社長・CEO(最高経営責任者)=福島市飯野町出身=が17日、県庁を訪れ、内堀雅雄知事に新商品の発売を報告した。

 若年層も含む幅広い世代に日本酒を味わってもらおうと、県と共同で開発。多くの人が飲みやすいよう酸味と甘みが特徴的な銘柄を選んだ。「さん」に合う味に仕上げ、形は短冊状で堅揚げにした。パッケージには本県のスローガンや赤べこ、起き上がり小法師(こぼし)などをデザインした。想定価格は150円前後(税込み)で、数量限定。

 試食した内堀知事は「牡蠣のうまみがバランス良く入っていて、やみつきになる」と絶賛。伊藤社長は「日本酒が主役で、それに合う味にこだわった。おいしい日本酒と一緒に食べることを楽しんでほしい」と述べた。

 大和川酒造店は発売に合わせ「さん」の180ミリリットル入りを製造した。同社は「日本酒になじみのなかった若い世代にもきっと楽しんでいただける商品になった」とコメントした。