県産モモの甘み「ぎっしり」 アイスバー、全国のファミマで発売

 
県産モモを使ったアイスバー

 ファミリーマートは6日、県産モモを使ったアイスバーを発売する。全国約1万6500店で約90万食を販売する。「とろける食感 ぎゅっと白桃」と銘打ち、同社のプライベートブランド「ファミマル」のアイスバーの第1弾として展開する。値段は178円。

 同社によると、福島、伊達、桑折、国見の4市町のあかつきやまどか、川中島などを使っている。白桃の果汁45%を使った果汁感あふれるアイスバーで、濃厚な果汁の層と後味がさっぱりしたジェラート食感の2層仕立てが特徴だ。

 発売を前に、同社の水野康之北日本地域代表、モモを提供した伊達果実農業協同組合の佐藤邦雄組合長らが5日、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、商品の完成を報告した。

 佐藤氏は「福島のモモが知られていない地域にも魅力を発信できることが楽しみ」と取り組みを歓迎した。水野氏は「福島のモモは全国に誇れる。地元農家の思いに応えられるように盛り上げていく」と語った。内堀知事はアイスバーを一口食べると「モモのおいしさが伝わってくる。口の中に香りが残り幸せだ」と太鼓判を押した。

 同社は県産農産物を活用した取り組みとして、県産モモのムースや県産ブランド豚の麓山高原豚を使った弁当の開発も進めているという。