ヒラメ柱に「常磐もの」PR いわき10店舗、11月からイベント

 
お披露目会で発表された各飲食店で提供されるヒラメのメニュー

 いわき市と漁業関係者や観光業者などで構成する「いわき常磐もの産地化研究会」は11月1日から、市内の飲食店10店舗で厳選したヒラメ料理が味わえるイベント「常磐もの ひらめの陣」を実施する。ヒラメを常磐ものの柱としてアピールし、風評払拭や消費拡大につなげる考え。

 これまで市は、市の魚メヒカリを中心にイベントなどで売り出していたが、安定的な漁獲量が期待されるヒラメを料理などでブランド化し、市産海産物の魅力発信につなげようと初めて企画した。東京電力福島第1原発で発生する処理水の海洋放出後の影響も危惧されるが、内田広之市長は「常磐ものを応援しようという声は大きい。この機会に応援の声を加速させていく必要がある」と狙いを語る。

 11月末までの期間中、各店舗ではヒラメを使用した天ぷらやラーメン、刺し身などの新メニューを2品以上提供する。期間中に回った店舗数によって温泉宿泊券などが当たるスタンプラリーも実施する。

 23日はいわき市でメニューのお披露目会が開かれた。研究会座長で大川魚店の大川勝正社長は「常磐ものの料理でいわきを盛り上げたい」と意気込みを示した。

 参加店舗次の通り。

 真心居酒屋わび助、イタリアンレストランテラッツァ、いわきと創作らぁ麺やま鳶、ダイニングキッチン月海―Ruu―、定食笑いーと、和食処とのがみ小名浜店、大川魚店前濱食堂ヤマコ、寿司おのざき、CROSS WONDER DINING、わら焼湊