マカロンやショコラ...ユズスイーツ8品 信夫山復活プロジェクト

 
信夫山のユズを使って開発されたスイーツ

 福島市の信夫山でかつて栽培が盛んだった特産品のユズの復活を目指すプロジェクトを巡り、ユズを使って市内の菓子店が開発したスイーツの試食会が24日、福島東稜高で開かれ、プロジェクトに取り組む生徒らが味わった。スイーツは市内の菓子店7店が作ったマカロンやショコラ、まんじゅうなど8品。既に販売が始まっている製品も含め、12月までには各店などに並ぶ予定という。

 このうち「菓匠 清泉堂」は「信夫山柚子(ゆず)のわらじパイ」を考案した。斎藤隆一社長は、出荷制限が解除されればわらじパイに使用したいと考えていたとし「ようやく商品として出せた。新たな福島のお土産として県内外の方に食べてもらって、信夫山のユズが広まればうれしい」と話した。「信夫山柚子のマカロン」を食べた河内百々果さん(2年)は「香りや酸っぱさを味わえ、すごくおいしかった」と笑顔を見せた。

 販売される8品(値段は税込み)

 信夫山柚子のわらじパイ(菓匠 清泉堂、194円)=25日から販売
 信夫山柚子のマカロン(松月堂菓子店、150円)=23日から販売
 福島 信夫山 クアトロ フロマージュゆず(仮)(パティスリーサワダ、300円の予定)=12月から販売
 信夫山の柚子を感じるショコラ3種(中野屋菓子舗、1200円)=25日から販売
 柚子のショートブレット(Piggy、210円)=12月上旬から販売
 ゆず味噌(みそ)ドレーヌ(Piggy、250円)=12月上旬から販売
 ゆずうさぎ(仮)(佐藤菓子舗、200~250円の予定)=12月から販売
 柚子ソルベ(野田鉄工、350円程度の予定)=12月上旬から販売予定