福島商高生考案メニュー、杉妻会館レストランのランチに 3~4月

 
杉妻会館のレストランで3月以降に提供されるメニューを紹介する安達さん(左)と後藤さん

 福島商高の3年生5人は、福島市にある杉妻会館のレストラン「リビエール」で提供される3、4月の月替わりランチなど県産食材を使った3種類のメニューを考案した。生徒は「高校生らしいメニューとなっているので、新しい発見を楽しんでほしい」と利用を呼びかけている。

 レストランの新メニューに若い世代の感性を取り入れようと初めての試みで、商品開発の実績がある同校と協力した。生徒は1月ごろからメニューの内容をデザインしたり、調理員と話し合ったりして、考えをレストランに伝えてきた。

 メニューは、3月の月替わりランチ「大定番和食ランチ」、4月の月替わりランチ「理想の洋食ランチ」、4月から通年で販売する会食弁当「よくばり弁当」の三つ。和食ランチは、たけのこの炊き込みご飯や焼き鮭など魚や肉料理を一緒に楽しめる。洋食ランチは、2種類のソースのオムライスをメインに栄養バランスが取れたメニューとなっている。弁当は色とりどりの食材を使ったほか、3種類の揚げ物で満腹感を得られるように仕上がった。

 同校生のメニュー試食会が20日、レストランで開かれた。考案したいずれも経営ビジネス科3年の安達乃愛(のあ)さん(18)、後藤悠希(ゆうき)さん(18)が試食した。安達さんは「想像以上においしい」、後藤さんは「オムライスはソースを別々に食べるのも、混ぜて食べるのもお薦め」と話した。

 価格はランチがいずれも950円、弁当は検討中。レストランは一般来館者も利用できる。弁当は要予約。営業時間は午前11時半~午後2時半、午後5時半~同9時(ラストオーダーはそれぞれ30分前)。問い合わせはリビエール(電話024・523・5161)へ。