「一緒の夏」満喫 広野のサマーフェスティバル盛況

 
「一緒の夏」満喫 広野のサマーフェスティバル盛況

広野昇龍太鼓の演奏など多彩なイベントが繰り広げられた広野町サマーフェスティバル=9日午後

 福島民友新聞社がふたば支局のある広野町に開設した移動編集局は8、9日の2日間にわたり、町の現状や町内で開催されたイベントの様子を追った。復興に歩み始めた広野町の"今"を紹介する。

 大勢の来場者が訪れ、9日開かれた広野町のサマーフェスティバルは昨年から再開、震災後は2回目となった。ステージイベントや納涼盆踊り大会が会場を盛り上げたほか、約4000発の花火が夜空を彩った。

 町などでつくる実行委員会の主催。JR広野駅前の広場に設けられたメーンステージでは、スイカの早食い大会やお笑いショー、広野昇竜太鼓の演奏などが行われた。

 会場には自衛隊車両や地震の揺れを体験できる起震車なども展示。町内で活動する企業や団体による販売ブースも人気を集めた。花火大会では音楽や復興のメッセージなどに合わせて次々と花火が打ち上がり、来場者から大きな歓声が上がった。