福島学院大生、新聞の役割学ぶ 民友で初「リモート本社見学」

 
新聞社の仕事などを紹介したリモート見学会

 福島民友新聞社は25日、福島学院大駅前キャンパスと本社をオンラインで結んだ「リモート社内見学会」を初めて開いた。新型コロナウイルス禍を踏まえ、感染防止を目的とした新たな取り組みで、新聞社の役割や仕事内容などを紹介し、学生が新聞社の仕事に理解を深めた。

 同大の山口仁特任准教授の授業「犯罪行動と心理演習」の一環で、福祉学部福祉心理学科の学生約40人が参加。本社総務局の渡辺久男社員が同大で講師を務め、今年で創刊127年となる福島民友新聞社の歩みとともに、新聞発行以外にも新聞広告の営業やイベントの主催など多岐にわたる仕事内容を説明した。

 この後、オンラインで編集局フロアを紹介。紙面のレイアウトを担当する編成記者が「情報の価値判断が大切。新聞が届く地域に住んでいる人にとって身近な情報を大きく扱うようにしている」と紙面制作の心構えを伝えた。同大3年の進藤有紗さんは「報道記者以外にも多くの部署が関わって新聞ができるということが印象に残った。気になるニュースがあったら新聞に目を通していきたい」と話した。