高市早苗首相が12月上旬にも就任後初めて本県を訪れる方向で調整していることが11日、関係者への取材で分かった。国会日程など流動的な部分は残るが、年内に被災地を訪れることで政府の重要課題の一つに位置付ける本県復興への姿勢を示す狙いがあるとみられる。
関係者によると、高市首相は就任後から早期来県に向けた調整を続けており、現時点で12月上旬が有力になっている。ただ国会日程次第では、中旬ごろにずれ込む可能性もあるという。
高市首相は10月24日の所信表明演説で「福島の復興なくして東北の復興なし。東北の復興なくして日本の再生なし」と述べ、歴代政権が堅持してきた復興方針を継承する姿勢を示している。本県訪問では東京電力福島第1原発事故の被災地などを訪問するとみられる。
