健康なまちへ『住民の輪』広げよう! 増進センター初の研修会

 
講演する藤内氏

 福島医大健康増進センターは1日、市町村の保健師らを対象にした初の研修会を同大で開いた。参加者が、住民のつながりが「健康なまちづくり」に果たす役割などを学んだ。

 センターは県の委託を受け、県民の健康増進につながる事業を行っている。研修会には保健師ら約80人が参加、先進的な取り組みを進める大分県福祉保健部参事監・健康づくり支援課長の藤内修二氏が講演した。

 藤内氏は地域に根差した信頼関係や社会規範、ネットワークなどといった社会関係資本を指す概念「ソーシャルキャピタル」について説明した上で、「ソーシャルキャピタルが豊かな地域になれば保健指導などの活動を効率良く行え、関係機関を巻き込んだ支援もしやすくなる」などと述べた。