伊達市、健康増進で「健幸ポイント」付与 日本郵便と事業連携

 
協定書に調印した中江支社長(右)と仁志田市長

 伊達市は10月から、日本郵便東北支社と連携し、市民の健康増進を支援する「健幸ポイント」事業を始める。参加した市民に、日々の歩数や運動への取り組みに応じてポイントを付与し、健康への意識を高める。

 市と同社が2日、事業連携協定を結んだ。対象はスマートフォンを持つ40歳以上の市民1000人。歩数や健康運動教室などの参加に応じてポイントが与えられ、健康グッズや商品券などが当たる抽選会に参加できる。

 また、日本郵便が開発した「健康増進アプリ」を利用し体重、体脂肪率などのデータや歩数を管理し、運動方法を提案する。アプリと連携する体組成計を市内の郵便局と交流館計20カ所に設置。蓄積されたデータや健康に関する情報が毎月、文書で利用者に伝えられる。

 両者は昨年度、市民の健康増進サービスの実証実験を実施。参加した市民の健康状態が向上するなど効果があった。市は初年度の成果に応じて来年度以降、定員を増やすなど拡大する。

 協定締結式で仁志田昇司市長と中江紳悟支社長が協定書に調印。仁志田市長は「スマホで手軽に健康管理ができる。期待しながら一生懸命取り組みたい」、中江支社長は「日本郵便の健康増進サービスが一助となればいい」と述べた。

 申し込みは8月21日~9月10日。定員を超えた場合は抽選。問い合わせは健幸都市づくり課へ。