福島県のダイエット意識「18位」 ライザップ調査、徳島県1位

 

 フィットネスクラブを展開するRIZAP(ライザップ)が実施した「ダイエットに関する意識調査」で、「ダイエット中」や「直近で予定がある」などダイエットに対する意識の高い回答をした人の割合が本県は54.4%で、都道府県別では総合18位だった。1位は徳島県の66.7%、最下位は熊本県の43.3%。

 本県は、腹囲が男性85センチ、女性90センチを超え、高血圧・高血糖・脂質代謝異常のうち二つ以上が当てはまる「メタボリック症候群」の割合(2016年度特定健診)が17.3%と、全国ワースト3位となっている。改善にはダイエット意識の向上も鍵となりそうだ。調査は47都道府県の20~69歳の男女4230人を対象に、2月9~11日に実施した。

 男女別でみると、本県は男性が53.3%の7位、女性が55.6%の38位だった。1位は男性が徳島県で64.4%、女性は鳥取県で75.6%。本県の回答者がダイエットをしようと思ったきっかけ(複数回答)で最も多かったのは、「健康のため(医者などから勧めはなく自発的に)」と「ベスト体重より太ったから」で、いずれも4割を超えた。男女別では、男性は「健康のため(同)」(56.7%)、女性は「ベスト体重より太ったから」(50%)が最多だった。

 ライザップによると、1位の徳島県民は健康面や外見ともに意識の高さがうかがえた。一方、最下位の熊本県民は「体形に自信がある」との理由が全国平均より多く、日頃から自己管理ができており、ダイエットを必要としない傾向がみられたという。