自転車乗って健康に!名所巡る10~120キロ 高橋さんコース考案

 
オリジナルステッカーを持ち、「自転車などで体を動かすきっかけにしてほしい」と話す高橋さん

 「自転車に乗りながら自分の体のことを考えてほしい」。喜多方市の自転車店・ヨシハラ商会の店主高橋真志さん(41)は、健康的に日常を過ごせる「健康寿命」を延ばしてほしいとの思いから、自転車で会津地域の名所や施設を巡るコースを設定した。

 きっかけは高橋さんが今年参加した健康に関する勉強会。市に住む男性の平均寿命や健康寿命が県や国の平均よりも低いことを知り「健康寿命を延ばす取り組みができれば」と考えた。 また、過去に同市で開かれたヒルクライム大会をきっかけに移住した人の話を知り、上級者に地域のおすすめの場所を紹介し、さらに健康な体を求める人には気軽に自転車に乗るきっかけづくりにしてほしいとの思いもあった。

 自転車に乗る人のレベルに応じた7コースを用意。市内の小田付通りや蔵を巡る10キロほどのコースから、最大120キロのコースもある。各コースに名所や店舗などの撮影スポットを三つ指定。参加者は1日で自由に目標を巡り、自転車を入れた写真を会員制交流サイト(SNS)に投稿した画面をヨシハラ商会で見せると、オリジナルステッカーがもらえる。7コースを制覇した参加者は喜多方のおすすめ品や熱塩温泉の無料宿泊券などがもらえる抽選にも参加できる。高橋さんは「ランニングやウオーキングなどのコースづくりにも取り組みたい」と話す。

 取り組みは11月30日まで。コースはヨシハラ商会のホームページで確認できる。