在宅医療介護の連携センター開設 支援体制を強化、田村医師会

 
「住民福利の大きな力に」。センター看板前に立つ石塚会長

 田村医師会は5日までに、小野町の石塚病院内に「田村地方在宅医療・介護連携支援センター」を開設した。

 田村、三春、小野の3市町の各介護、訪問看護事業所、包括支援センター、歯科医師会、薬剤師会などと連携を強化し、在宅医療介護をサポートする。

 最後まで住み慣れた地域や自宅で自分らしく生きたいという高齢化社会のニーズに対応するため、医療と介護関連の多職種がチームを編成し、在宅介護医療を支援する。関係各機関からの基本情報を基にチーム編成を協議し、個々の状況に合った在宅医療介護サービスを提供する。

 同センターの開設は県内7例目。本年度の運営については、同医師会事務局の地域医療復興特別基金を活用する。同医師会は来年度以降、自治体合同委託事業に移行したい考え。

 同医師会の石塚尋朗会長は同センター開設に当たり「住民の福利のために大きな力になりたい」と話している。