ふたば医療センター「入院プログラム」...9月から生活習慣病予防

 

 富岡町の県ふたば医療センター付属病院は9月中にも、糖尿病の予防や重症化を防ぐ入院プログラム「生活習慣病チャレンジ入院」を始める。4泊5日の入院で専門医などが患者に栄養・運動指導を行う。

 7日に福島市で開かれた双葉郡等避難地域の医療等提供体制検討会で、同病院の児島由利江副院長・看護部長が説明した。糖尿病の患者に対しては、個人で栄養管理などが難しい場合、診療所からの紹介を受けて入院し、専門的なアドバイスを受ける。また、高い血糖値や脂質異常など、糖尿病の危険性がある住民に対しては、医療機関の受診を勧め、必要に応じて「チャレンジ入院」につなげる。

 同検討会ではこのほか、避難指示が出るなどした市町村の担当者が医療・介護の現状や課題を報告。スタッフ不足の課題が多く指摘された。