「健都ふくしま」へ市民会議 福島・50団体で構成、創造宣言採択

 
健康寿命の延伸に向けて士気を高める出席者

 新年度から「健都ふくしま」をキャッチフレーズに、市民総ぐるみの健康づくり事業を始めた福島市は28日、市民団体や企業などでつくる「健都ふくしま創造市民会議」を設置した。同日、同市で第1回会議を開き、健康寿命の延伸に向けた取り組みを協議、健康づくり推進のため「健都ふくしま創造宣言」も採択した。


 市民会議は市内の約50団体の代表者で構成、木幡浩市長を会長に据えた。今後は本年度新設した「受動喫煙防止対策」「歯と口腔の健康づくり」「職場の健康づくり」の各委員会と、市内各地区の健康づくり組織などが具体的な方策を決める。市民会議は方策の実現に向け、市民や地域、職場、行政が一体となった健康づくりや環境づくりに協力していく。

 会議では、木幡市長が「健康寿命の延伸」「心筋梗塞(こうそく)・脳卒中の減少」を目標に掲げ、「行政と関係団体がこれまで以上に連携し、全ての市民が安心して暮らせるようにしたい」と語った。

 新設された各委員会なども活動内容や課題を報告した。市民会議には福島民友新聞社も参加している。