健康キャンペーン!食生活改善へ「ベジ・ファースト」「減塩」

 

 県は9月の1カ月間、野菜から食べる「ベジ・ファースト」や「減塩」を勧める食を通じた健康キャンペーンを展開する。県民の食生活改善を図り、健康づくりの一歩につなげる。

 県が30日、キャンペーン内容を発表した。県や市町村は関係機関と連携し、減塩教育や健康講話、親子料理教室などを開催する。

 ベジ・ファーストに向けた取り組みでは、クイズに答えて応募することで、抽選で30人に県産野菜の詰め合わせをプレゼントする。応募用のチラシは約200店舗あるベジ・ファースト協力店やスーパーで配布する。

 スーパーや飲食店にはポスターなどを掲示し、キャンペーンを周知する。ベジ・ファースト協力店は県健康づくり推進課のホームページで紹介する。

 食事の際、野菜を先に食べることで余分な糖質や脂質の吸収を抑えられる。県民の1日当たりの食塩摂取量の平均(2016年)は男性11.9グラム、女性9.9グラムで、1日の目標量(男性8グラム、女性7グラム)を上回り、都道府県別では男女とも全国で2番目に多い。塩分過多は高血圧の要因となり、重症化すると脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険性が高まるとされる。健康づくりの柱の一つに食を掲げる県は、身近なキャンペーンで県民に食生活改善を啓発したい考え。