坪井病院・岩波氏「日本対がん協会賞」 小中学生へ禁煙教育評価

 

 坪井病院(郡山市)名誉院長の岩波洋さん(74)=同市=は、日本対がん協会が1日付で発表した「日本対がん協会賞」の本年度受賞者に選ばれた。小、中学生への禁煙教育をはじめ長年にわたるがん予防の取り組みなどが高く評価された。

 岩波さんは呼吸器外科の専門医として同病院に赴任して以来、肺がんの手術治療などに当たる一方で30年以上にわたり市内の小、中学校で禁煙教育に取り組んできた。近年は事業所の社員や市民向けにも講座を開き、がんや生活習慣病予防、禁煙教育を行っている。長年の活動によって、がん検診の受診率向上や喫煙率の低下、肺がん検診の普及促進に大きく貢献している。

 受賞を受け、岩波さんは「今は早期に発見すれば治るがんが増えてきている。今後も講演活動などを通し、がん検診の受診や早期発見の大切さを伝え続けていきたい」と話した。

 同賞は1968(昭和43)年に設立。がん予防や検診の在り方などの研究で成果を上げたり、患者を支える活動で顕著な貢献をした個人・団体などを対象としている。本年度は岩波さんを含め4人と1団体が選ばれた。受賞者は13日に松山市で開かれる「がん征圧全国大会」で表彰される。