若松市役所で『歩幅チェック!』 健康づくりプロジェクト始動

 
メッセージが掲示された階段を下りる室井市長

 会津若松市は、市民の生活習慣病予防に対する意識の向上や肥満者の減少を目指す健康づくりプロジェクト「會津LEAD(リード)」を始めた。施策の第1弾として市役所栄町第二庁舎に健康づくりに役立つ「歩幅チェック」などが体験できる1周コースを設け、室井照平市長が3日、体験した。

 1周コースは、會津LEADの主な施策「オフィス活用プロジェクト」の一環。身長ごとのラインが引かれた「歩幅チェック」では、自分の身長に応じた平均歩幅を意識して歩くことができる。代謝を上げ、こりをほぐせる「ストレッチポイント」、階段を上った場合の消費カロリーなどを掲示した「階段メッセージ」、ゆがみを直す「姿勢チェックミラー」もある。

 市は、ほかの庁舎や公民館への導入も検討しており、市職員や市民への利用を呼び掛ける。民間企業に導入が広がることも期待する。

 LEADはライフ(健康に関心を持ち生活)イート(健康的に食べる)アクション(体を動かす)データ(健診などで検査結果をチェック)を組み合わせ、健康分野で会津地域をリードする意欲を込めた。

 今後、+10メッセージ(今より10分多く毎日体を動かそう)の発信や、職場や学校などで健康づくりの目標を設定、優秀事例を表彰紹介するチーム対抗プロジェクトなどを予定する。