「健康長寿フェスティバル」開幕 女優・市毛良枝さん講演など

 
大勢の来場者でにぎわう体験・測定ブース

 県民の健康増進を目指す「ふくしま健康長寿フェスティバル2019in会津若松」は28日、会津若松市で開幕した。健康をチェックする体験・測定ブースなどが設けられたほか、女優の市毛良枝さんの講演が行われ、来場者は健康づくりや介護予防への意識を高めた。29日まで。

 県の主催、会津若松市、同市健康まつり実行委員会の共催。主会場の同市文化センターでは、NPO法人日本トレッキング協会理事でもある市毛さんが講演し、登山の魅力を紹介。世界的登山家の故田部井淳子さん(三春町出身)を「女性の生きる道を切り開いたパイオニア」と表現し、田部井さんとの交流を振り返った。

 100歳を超えた母親についても語り、「亡くなる瞬間まで楽しく生きてほしかったし、それができたと思う。自然に触れたり、刺激を受けることは大事だと思う」と述べた。

 介護予防を積極的に推進している団体の表彰も行われ、北沢又住宅地域交流ふくし会(福島市)が知事賞、桧原長寿会(北塩原村)健康サークル"元気か~い!"(三春町)仲町健康サロン(南相馬市)が奨励賞を受けた。

 29日は元フリースタイルスキー・モーグル日本代表の上村愛子さんのトークショーなどが行われる。