従業員の健康大切に 協会けんぽ福島支部がセミナー

 
講演する井出特任准教授

 全国健康保険協会(協会けんぽ)福島支部は8日、福島市のコラッセふくしまで健康経営セミナーを開いた。東大未来ビジョン研究センターの井出博生特任准教授が「従業員の健康投資で会社も社会も大変身」と題して講演した。

 井出氏は、「メタボリックシンドローム(メタボ)の人の割合が高い職場にいると、メタボではない人もメタボになるリスクが高い」と指摘。「どのような職場で働くかが健康に影響する」として、健康経営の必要性に理解を求めた。

 健康経営を実践するポイントとして「何を目的にどう取り組むのかを考える。そして取り組みを評価し、次につなげることが重要」と説明した。また県内3社の担当者が各社の健康づくりの取り組みを紹介した。経営者や人事労務担当者ら約150人が参加した。