大玉村が「元気づくりシステム」導入 リーダー育成し自主活動

 
元気づくりシステムの導入に向けて支援業務委託契約を締結した大平学長(左)と押山村長

 健康長寿の村づくりを進める大玉村は、一般社団法人元気づくり大学(三重県)の高齢者の健康づくり活動「元気づくりシステム」を導入する。高齢者らが公民館など身近な場所で運動に取り組み、健康増進や介護予防を目指す。村役場で28日、システムの導入に向けた契約締結式が行われた。

 同システムでは、始めに村の保健師らが講師を務め、ストレッチ体操などの運動を各地で実施。参加者の中から「元気リーダー」と呼ばれる人材を育成し、住民の自主的な活動に移行させる。現在、伊達市をはじめ全国6市町で導入されており、村では大玉村が初めて。村の保健師2人が30日間の研修を受けて、来年度から村内にモデル地区を設定し、同システムを導入する方針。将来的には村内全域での活動を目指す。

 式では、押山利一村長が「システムを生かし健康づくりに取り組んでいきたい」とあいさつし、元気づくり大学の大平利久学長と握手を交わした。