心拍数や歩数、データで生活振り返る 川俣町・ミツフジ実証事業

 

 川俣町と、町に工場を持つミツフジ(京都府)の第3回健康管理実証事業の報告会が22日、同町で開かれた。参加者が計測した心拍数やストレス度、呼吸数などのデータを見ながら、日々の生活を振り返った。

 事業は10月15日から4週間(一部は3週間)行われ、約220人が参加した。参加者はミツフジの着るだけで心拍数などを計測できるシャツを着用。心拍数などに加え今回から新たに加わった呼吸数や消費カロリー、歩数などを測った。

 報告会では、同社の小副川博通医療プロジェクト部長・福島工場長がデータの見方などを説明し「データから体調の変化を感じて日常生活の健康管理に結び付けてほしい」と述べた。

 次回の実証事業は来年1月27日から行う予定で、約500人の参加を目指す。

 ◆本紙記者体験 数値化、得る気付きも

 10月15日から4週間、町民の一人として、同実証事業に参加した。今回からは呼吸数や歩数なども計測できるようになり、これまで以上に自分の体調と向き合う日々になった。

 今回から計測科目に加わった呼吸数は、胸の膨らみにトランスミッターが反応し計測できる。睡眠時無呼吸症候群の兆候の発見などにも効果が期待されている。過去に家族から何度かいびきを指摘された経験がある記者は「自分がそう(同症候群)だったらどうしよう」と一抹の不安を抱えていた。だが、配布されたリポートのグラフでは安定した呼吸を確認。ほっと胸をなで下ろした。

 計測中にストレス度や心拍数が上がっているときは深呼吸するなどの対応を試みた。それが正解だったのかは分からないが、数値が安定したようにみえ、体調が数値化されることで得る気付きもあった。

 実証期間が終わり、シャツとはお別れしているが、常日頃から健康への意識は持ち続けようと思う。