食材の効能学び「春の薬膳料理」 健康長寿へ調理、いわきで教室

 
花粉対策や気力アップの食材を使った春の薬膳料理

 大野公民館の後期講座「薬膳料理教室」は14日、いわき市の同公民館で最終講座を開いた。同市の女性らが春の薬膳料理のレシピを学んだ。

 教室は「健康寿命を延ばす」ことをキーワードに昨年10月から月1回開かれてきた全4回講座で、11人が受講。市内で薬膳料理教室「キッチンリプロ」を主宰する国際中医薬膳管理師の湯沢ナヲさんから、身近な食材を使い季節ごとの体調の変化に合わせて作る薬膳料理を学んできた。

 最終講座では、まず環境の変化やストレスなどの外的要因で肝臓に負担が掛かるとされる春に適した薬膳の知識について解説を受けた。

 この後、菊花の五目ずしやセリとキノコの卵とじなど生薬として用いられる食材を使った6品に挑戦した。受講生はそれぞれの素材が持つ効能を頭に入れながら手際よく調理した。