福島医大と福島学院大『健康増進』啓発へ連携 29日に協定締結

 

 福島医大と福島学院大は29日、県民の健康増進啓発を目的とした連携協定を結ぶ。協力して県民の健康づくりへの取り組みを推進する。福島医大が22日、発表した。

 震災と原発事故の影響による心身の健康悪化などが懸念され、県を挙げた健康寿命延伸の取り組みが求められる中、県民の健康づくりに関する事業や健康意識啓発に関する事業などを協力して進めることにした。

 具体的な連携内容としては、2月11日に福島医大健康増進センターが主催する「いきいき健康づくりフォーラムin南相馬」に、福島学院大食物栄養学科が減塩をテーマとしたブースを出展する。

 また、食品栄養分析の共同化を予定している。福島学院大に設置されている栄養分析装置「カロリーアンサー」のデータを分析し、福島医大の教育や研究に活用していく。

 福島民友新聞社と福島医大は2018(平成30)年5月、県民の健康増進という今回と同じ目的の連携協定を結んでいる。連携協定に基づき、昨年12月の「減塩サミット」などさまざまな事業を展開している。