「運動を全く行っていない」48.5% 福島県が成人実態調査

 

 「運動を全く行っていない」とする本県の成人の割合は48.5%に上ることが6日、本年度県民の運動・スポーツに関する実態調査で分かった。

 調査は県が昨年6~7月に県内59市町村に住む20~79歳の3千人を対象に実施し、44.7%に当たる1340人から回答を得た。

 運動習慣が週1回以上の人は49.9%で、2009(平成21)年度に行われた同様の調査の69.8%を大幅に下回った。

 ただ、経年の推移を把握できるデータがなく、運動の定義や捉え方も変化している可能性があることから、県は単純な比較が難しいとしている。

 県は福島市の自治会館で6日開いた県スポーツ推進審議会で調査結果を報告。運動習慣の定着に向け、県民運動で展開している健康づくりとの連携や、子どもや働き盛り・子育て世代、高齢者など年齢に伴って変化する生活環境(ライフステージ)や性別に応じたスポーツの普及などについて検討する方針を示した。