肥満と高血圧リスク、中山間地域で高い傾向 いわきで分析結果

肥満発症リスクと高血圧性疾患発症リスク
いわき市は6日、市役所で開いた市健康いわき推進会議で、本年度初めて調査した市内13地区の生活習慣病リスクなどの分析結果を報告した。特に三和、田人、川前地区などの中山間地域は平、勿来などの市街地と比べて肥満と高血圧のリスクが高い傾向が見られた。
三和、田人、川前の各地区では、食べる速度が速いと感じる人と、就寝前2時間以内に食事を取る人の割合が多かった。市は、食生活と肥満や高血圧との関連を調べている。
また、市内の小、中学生が県内や全国に比べ肥満の割合が高く、体力や運動能力が全国平均を下回った。運動習慣がなく、不規則な食生活を送る人ほど肥満のリスクが高くなる傾向などが示された。
調査は、市民の健康意識の向上などを目指した「市健康元年」事業の一環。健康診断を受けた国民健康保険と後期高齢者医療保険の被保険者を対象に、地区ごとの健康状況を調べた。市は本年度末までに詳細な分析結果をまとめる。市民に公開するなどして健康意識の向上に生かす予定。
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