福島市「受動喫煙防止条例」7月1日施行方針 五輪開催で前倒し

 

 受動喫煙防止に向け、福島市は、市独自の受動喫煙防止条例を7月1日に施行する方針を固めた。条例案の骨子がまとまり、3月13日まで市民から意見を公募している。6月議会に提出する。当初は来年1月1日の施行を目指していたが、東京五輪の前に前倒しする。

 骨子では、JR福島駅周辺を「受動喫煙防止重点区域」とし、指定した喫煙所2カ所以外での喫煙(加熱式たばこ含む)を禁止する。区域内に配置する指導員の喫煙中止命令に従わない場合、過料2000円を科す。罰則は周知啓発期間を設け来年3月からの適用を始める。

 市が設置する施設でも受動喫煙防止対策を強化していく。一部施設を除いて原則敷地内禁煙となり、市役所本庁舎(第1種施設)にも喫煙所を設置しない。市立以外の学校・児童福祉施設などは特定屋外喫煙場所の設置不可(努力義務)とするという。骨子は市ホームページなどで閲覧できる。