ながらでOK「パタカラ」発声 「鎌田實流」健康術で長生きを

 
鎌田さん(左)の話に聞き入る参加者

 県は13日、Jヴィレッジで県民の健康増進などを目的とした講座「まなび舎(や)Jヴィレッジ」を開講した。初回は諏訪中央病院(長野県)の名誉院長で作家の鎌田實さんを講師に迎え、参加者が体を動かしながら健康で長生きするこつを学んだ。

 講座は2月まで。ウオーキングや笑いヨガ、スマートフォン、和文化について計24回の講座を開く。鎌田さんは「がんばらない健康長寿」をテーマに講義を展開し、200人以上の参加者が話に聞き入った。

 鎌田さんは新型コロナウイルス禍で人との関わりが減る中、心身の機能が低下する「フレイル」が増加傾向にあると説明した。

 その上で、鎌田さんは予防として「パタカラ」と繰り返し発声し、口や喉を鍛える「パタカラ運動」を紹介、「テレビを見ている時や料理中などに実践してほしい」と呼びかけた。また、認知症の予防策として注目される大股歩行も紹介した。