減塩、低糖質商品に力 内堀知事と企業社長「食」のトップ会談

 
健康長寿を実現する食環境づくりをテーマに会談する(右から)内堀知事、新井田社長、真船社長=福島市

 県は9日、福島市で健康長寿ふくしま「食」のトップ会談を開き、内堀雅雄知事とヨークベニマルの真船幸夫社長、幸楽苑ホールディングスの新井田昇社長の3人が、県民の健康長寿を実現する食環境づくりについて意見を交わした。

 県は「食、運動、社会参加」の3本柱で健康づくりを進めており、初めて「食」に焦点を当ててトップ会談を開いた。官民一体の健康推進組織「健康長寿ふくしま会議」の構成団体や市町村、商工団体の代表ら約80人が参加した。

 真船、新井田両氏は減塩や適塩、低糖質商品の開発など、健康に配慮しつつおいしさを追求した取り組みを紹介し、官民一体で健康長寿に臨む必要性を強調した。内堀知事は「笑顔で健康づくり」を進めていくことが大事だとし「おいしければ長く続けられる。一緒に頑張りたい」と語った。