「新しい生活様式」アロマで快適に 室内・マスク用スプレー

 
好みの精油と無水エタノール、精製水があればルームスプレーやマスクスプレーが作れる(写真はイメージ)

 外出の自粛要請などが緩和されてきたものの、マスク着用や小まめな手洗い、換気に気を付ける生活はしばらく続きそうだ。そんな「新しい生活様式」の中で快適に過ごすヒントを、福島市のアロマセラピー教室「ライブラ香りの学校福島校」の小林香代子さんに聞いた。

 アロマセラピーは、植物の香り成分を抽出した「精油(エッセンシャルオイル)」を使用し、美容や健康に役立てる自然療法だ。好きな花や果物の香りをかぐと気持ちが落ち着く...。そんな、誰もが体験したことのある感覚が、アロマセラピーの入り口といえる。

 暮らしにアロマセラピーを取り入れる簡単な方法として、ルームスプレーの作り方を聞いた。無水エタノールに好きな精油を溶かし、水を加えて混ぜるだけで完成する。

 暑さや湿度が気になるこれからの時期は、ラベンダーやレモン、ミント、ユーカリなどの精油がお薦めだそう。すっきりとした香りが、じめじめした空気をリフレッシュしたり、気分転換にぴったり。数種類の精油を混ぜて、オリジナルのブレンドを考えるのも楽しい。

 また、精油の量を減らして濃度を薄めれば、マスク用のスプレーにもなる。使用前にマスクの外側にスプレーすると、穏やかに香りが漂い、マスクを快適に使用できる。ただし、日光に当たると肌が炎症を起こす恐れがあるので、かんきつ系の精油はマスクには避けた方がよい。

 精油は専門店やネット通販などで購入できるが、ドラッグストアなどでも販売している「ハッカ油」なら、ミントの精油と同様に使用できる。涼しさを感じ、体感温度が下がるので、水に数滴加えておしぼりにしたり、浴槽に数滴垂らしたりと、夏に向かって幅広く活用できる。

 また、いつもと違う生活が続き、不安やストレスを感じている人には、過敏になっている気持ちを落ち着け、心を解放する働きがあるフランキンセンス、ゼラニウム、オレンジスイート、ベルガモット、イランイランなどの精油もお薦めだという。雑貨店などで購入できるディフューザー(芳香器具)などを使って部屋に香りを漂わせるほか、ハンカチなどに数滴垂らして香りを楽しむだけでも効果を感じることができる。

 とはいえ、作用にとらわれ過ぎず、まずは好きな精油を選ぶことが大切だという。気に入った香りに包まれて、心身ともに健やかに過ごしたい。

 【ルームスプレーの作り方】

 スプレー容器に無水エタノール小さじ1(5ミリリットル)を入れ、好みの精油を合計10滴溶かす。水(できれば精製水)45ミリリットルを加えてよく混ぜる。

 ※染みになることがあるので、布製品などの近くでの使用は注意する

 ※マスクスプレーの場合は精油の量を2~3滴にする

 【メモ】

 精油は植物の成分を濃縮したものなので、肌に直接塗らず、必ず少量ずつ希釈して使う。また、肌に刺激を感じたら使用をやめる。