「種類」が汚染の程度左右
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内部被ばくの主な原因は、空気からの吸入ではなく汚染された食品を摂取することです。汚染を避けるためには、その食品の「産地」がどこなのかは重要ではありません。どんな「種類」なのかが汚染の程度を左右することが、さまざまな検査から分かっています。
現在基準値を超えて検出される食品は、(その頻度は年々低下してきていますが)露地のキノコ類や一部の山菜、獣肉類などの特定の「種類」に限定されます。
それに対して、コメや野菜の安全性は高く、本県産だから、自宅の家庭菜園で採ったものだからという「産地」が理由で被ばくが増える状況にはありません。
放射性セシウムが泥と強く結合する性質もあり、コメや多くの野菜は汚染されやすい「種類」の食品ではないからです。このことは、これまで行われた数万件以上の内部被ばく検査からも確認されています。