生活リズム守り健康保つ

 

 新型コロナウイルス感染症が全国で広がりを見せています。これは感染症なので、放射線とは全く異なり、人にうつります。そのため、自分自身が感染せず、そして周りにも感染を広げないために、密閉した空間、人の密集する場所、多数の人が密接に接触する場面を避けることが大切になります。

 不要不急の往来や外出の自粛をはじめとして、今後もさまざまな要請が出ることが予想されます。感染症の拡大を抑えるために、人との接触を避けることが重要な手段の一つだからです。

 その一方で、そのような対策が続くと、どうしてもわれわれの生活リズムは崩れがち、閉じこもりがちになります。今後、感染症から身を守ることはもちろん大事ですが、生活習慣を悪化させず、精神的な健康を保つことも重要です。

 もし活動が制限されることになっても、毎朝、窓を開けて外に顔を出すといったような、どんな小さなことでも日課を持ち、できるだけ決まった時間に起き、決まった時間に眠ろうとすることがとても大事です。

 リズムが変われば、やる気がなくなったり、だるくなったりするのは人間であれば当然です。自分の弱さのせいではありません。昨今は電話やネット、手紙などお互いに連絡できる手段がさまざまあります。人とのやりとりを欠かさず、うまくストレスを回避していただければと思います。