心の健康、満足な睡眠が鍵

 

 県民健康調査の一つである「こころの健康度・生活習慣に関する調査」では、不安やストレスに重点を置き、現状の調査と電話などによる支援が行われています。精神的な健康度を知るために、成人の方には気分の落ち込みなどに関する六つの質問に答えていただき、うつ病や不安障害といった状態にないかが毎年調べられてきました。

 それに加えて、成人の方に対しては、自分自身が健康だとご自身が思うか? といった主観的な健康状態や、睡眠の満足感についての質問がなされています。主観的な健康状態は、実際に(客観的に)病気を持っている、いないにかかわらず、その後の実際の健康状態や寿命にも関係することが知られています。満足な睡眠は、精神的な健康にとって、とても重要です。

 主観的な健康状態に関して、2018(平成30)年度調査で「きわめて良好」および「良好」と答えた人は22.9%でした。11年度は、「きわめて良好」および「良好」と答えた人は17.8%でしたので、年々わずかですが改善しています。

 また、睡眠の満足感について、18年度で睡眠に「満足している」と回答した人は41.1%でした。11年度では33.3%であり、こちらも年々徐々に改善傾向にあります。