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【生活習慣病TOP】
◇健    康    <2006.08.03>
あなたは大丈夫?生活習慣病 生活習慣病の予防

 食事と運動が大事

 自分の健康は自分自身でつくり、保ち、さらに継続していくには日ごろから地道な努力が必要であります。そのため生活習慣病が発症し始まる壮年期や老年期になって気付いても遅すぎるということになります。生活習慣病を予防するためには、やはり子どものころから正しい生活習慣を身につける取り組みが最も必要であることが明らかになってきました。健康的生活や健康な長寿を決定づける因子として、両親から受け継いだ遺伝的因子よりもその後の生活環境因子の方がはるかに大きな要素をなしているともいわれています。だから子どものころから正しい食習慣を身につけたり、年齢や成長などに見合った適切な運動を行っていくことが大切になってきます。青年期においてはさまざまな運動やスポーツなどを通して筋力の強化や持続力を鍛え、骨密度を高めておくことが肝心です。また無理して生活習慣を乱さないように心がけることも大切です。

 壮年期になっても生活習慣を継続し、健康度を低下させないような工夫も必要です。そのため日常に適度な運動やスポーツを取り入れていくべきです。日常生活の中に運動やスポーツを習慣づける主な目的は、体力の保持、増進、精神的なストレスの解消、もちろん生活習慣病の予防、治療、リハビリなど多くの効果も認められています。最近では生活習慣病は運動不足が原因で発症する病気ともいわれています。これからの健康づくりにはぜひ運動習慣を身につけていただきたいと思います。

 まず運動を始めるにあたり大切なことは、整形外科や循環器科医などのスポーツドクターによる健康度チェック(メディカルチェック)を受け、潜在的な病気の有無を検査し、自分に適した運動を選ぶための体力測定、運動内容の処方などを決めてもらい、スポーツ中の事故や傷害を予防することも大切です。また運動を始める際は、自己診断(セルフ・チェック)を行い、体調の悪い場合は絶対に運動をしないよう心掛けていただきたいと思います。

(県医師会会員・小松 紘医師)
 

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