二本松の高齢者施設でワクチン接種開始 6月末終了目指す

 
新型コロナのワクチン接種を受ける入所者

 二本松市の高齢者施設で22日、入所者らに対する新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。21施設が施設内での接種を希望していて、市は6月末までに終え、高齢者の個別接種を円滑に進めたい考え。

 市は、優先的に接種が行われる高齢者のうち、クラスター(感染者集団)発生のリスクが高い施設入所者を先行して実施する。施設内接種を行う21施設は特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホームなどで、職員を含め約1600人の接種を予定する。

 このうち日本福祉サービスが運営するサービス付き高齢者住宅「陽だまりの郷」では23日に開始した。市内の佐藤内科胃腸科医院の協力を得て、入所者と職員計約160人が接種を受ける。1日約50人を目安に進め、6月2日に1人2回の接種を終える予定。

 接種を受けた入所者の女性(77)は「思ったより痛みを感じなかった。これで安心できる」と話した。同社の渡辺仁一郎社長は「高齢者が多く入居する施設内は感染リスクが高い。入所者の不安解消のためにできる限り早く接種を始めた」と述べた。