相馬の中学生75%「ワクチン接種希望」 意思尊重に配慮を

 

 相馬市が中学生に対して実施する新型コロナウイルスワクチン接種に関して、16日時点で市内の生徒959人のうち、75%となる719人が接種を希望した。市教委は、接種しないことを選択した人の意思が十分に尊重されるべきだとして、差別や偏見が起こらないよう配慮を求める文書を生徒や保護者に配布した。市教委が20日、取材に答えた。

 市は集団接種、市内の公立病院での個別接種、接種をしない―の三つの選択肢を示した上で、文書で意向を確認した。61・1%が集団接種、13・9%が病院での接種を希望。接種しないと回答したのは13・6%で、残りの11・5%は意思表示をしていない。

 中学生のワクチン集団接種を巡っては、文部科学省などが周囲からの圧迫で生徒が接種を事実上強制される「同調圧力」を懸念している。

 市教委が配布した中学生に対するメッセージでは「接種は、本人や保護者の希望により受けるものであり、接種する権利もあれば、接種しないという権利もある」と説明。「受けない友達などに対して、悪口を言ったり、仲間外れにしたり、受けるように勧めたりすることは決してないように」と訴えた。

 福地憲司市教育長は「接種について生徒と保護者が家庭でしっかりと話し合ってほしい」と述べ、同調圧力を防ぐためには大人の役割が重要だと指摘した。

 中学生に対する集団接種の1回目は今月27、28の両日、病院での接種は8月2日以降に実施する予定。