8月の過半数は「デルタ株」 郡山市保健所、ゲノム解析結果公表

 

 郡山市保健所は30日までに、国立感染症研究所に依頼して行った新型コロナウイルス変異株の種別を調べるゲノム解析の結果を公表した。8月は11日判明分までで過半数が、感染力の強い「デルタ株」となっていることが明らかになった。

 市保健所は同保健所で検査した陽性者のうち、4割程度で変異株の検査を行っている。このうちウイルス量が一定以上ある検体に対し、感染研にゲノム解析を依頼。市保健所によると、昨年12月ごろまで変異株はなかったが、1月には年末年始で人の流れが増えた影響か英国由来の変異株「アルファ株」が確認された。2月以降は免疫やワクチンの効果を低下させる可能性が指摘されている「E484K」が確認され、4月は大多数がこの型になった。

 5月以降はアルファ株が主流となり、7月には同株よりも感染力が強いデルタ株が出現、8月は11日判明分までに過半数が同株となった。市保健所によると、家族内で感染が広がりやすくなっており、若年層の感染者数も増加している。

 複数の感染者が出た事業所では、マスクを着用していても短時間の会議で感染が広がったケースも複数確認されている。市保健所は「デルタ株に入れ替わるのも時間の問題」としており、換気の徹底など感染対策の見直しを呼び掛けている。