相馬市が行う東日本大震災の災害公営住宅の払い下げで、山信田住宅の譲渡契約書の調印式が2日までに、磯部小体育館で行われた。希望住民は個別に手続きを進め、順次受け渡しが行われる。
災害市営住宅の払い下げは市内9団地のうち、3カ所目で払い下げの当初計画は終了となる。今後は住民の要望などがあればほかの団地でも検討していく。
山信田住宅では、払い下げ対象となった23棟のうち21棟の住民が購入を希望している。
調印式では、立谷秀清市長と住民代表の岡田豊さんが譲渡に関する契約書を交わした。
立谷市長は「払い下げを機にさらなる生活の再建を進めてほしい」とあいさつ。岡田さんは「震災直後から払い下げの配慮に至るまで本当に感謝したい」と述べた。