いわきFC、あす横浜FCと初対決 「3・4・3」の布陣に対策
04/06 07:30
サッカーJ2いわきFCは7日、アウェーのニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)で横浜FCと対戦する。いわきの通算成績は3勝3分け2敗で順位は20チーム中8位。横浜は4勝2分け2敗で4位。午後2時開始予定。
横浜とは初の公式戦となる。横浜はJ1を戦った昨季の主力が多く残っており、いわきの田村雄三監督は「(J2の)横綱だと思う」と評価する。ただ、いわきが3―0で快勝した前節の藤枝MYFCと同じ「3・4・3」の布陣を採用しており、田村監督は「同じシステムの相手が続くのはありがたい。(前節と)同じような戦いをしたい」と意気込んだ。
前節藤枝戦「ちょっとほっとしている」
「悪くなかったと思う。ちょっとほっとしている」。いわきのMF加瀬直輝(尚志高卒)は先発出場し、勝利に貢献した前節藤枝戦を振り返った。前々節秋田戦で途中出場にもかかわらず、途中でピッチを退いていただけに、悔しさをばねに自信を取り戻した加瀬が強敵・横浜に挑む。
秋田戦は後半から投入されたが、同39分に交代を命じられた。「途中出場はエンジンがかかりすぎるから苦手」と語るように、意気込み過ぎたことが原因。加瀬にとっては大学の時以来、人生2度目の経験だった。
試合翌日は普段通り、にこやかに報道陣の取材に応じたが、内心は違って静かに闘志を燃やしていたようだ。「負けず嫌いだから、めちゃくちゃ悔しかった」。中3日で迎えた藤枝戦は、冗談交じりに「今回はやってくれるんだろうな」とハッパをかけてきた田村雄三監督の起用に応えてみせた。
藤枝戦では守備の際、1人で相手選手2人の対応をし、攻撃の芽を摘む動きが光った。加瀬は「今は守備で貢献できている。サボらずに続けていき、後は味方が触るだけのクロスを上げていければ良い」とさらなる貢献を誓う。(小磯佑輔)