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次の100年へ「新たな挑戦」 日東紡・多田弘行新社長

06/20 07:55

ただ・ひろゆき 兵庫県出身。同志社大経済学部卒。1985年日東紡入社。常務執行役、代表執行役専務を歴任。62歳。

 日東紡の多田弘行社長は19日、福島民友新聞社の取材に「今期は最高収益となる営業利益125億円を目指す方針だ。昨年に創業100周年を迎え、次の100年に向けた新たな挑戦の年として、弾みをつける」と語った。多田氏は4月1日付で代表執行役社長に就任した。

 ―就任の抱負を。
 「電子材料部門の生成AI(人工知能)の分野が好調だ。これまで設備投資は7年で700億円程度だったが、今後4年で800億円を投資する計画。電子材料やメディカル事業など成長分野には積極的に投資し、収益を刈り取っていく」

 ―主な経営戦略は。
 「組織体制を4月1日付で3事業部門制から5事業本部制に改めた。電子材料、メディカル事業の2本柱に加え、20、30年後を見据えた新たな柱づくりに向けて複合材、断熱材、資材・ケミカルの3事業を新たな発想で深掘りしていく」

 ―次の100年に向けた思いや取り組みは。
 「売りたいものではなく、顧客ファーストの視点に立って組織体制を一新し、代名詞だった『グラスファイバー部門』という言葉も新体制ではなくす決断をした。強みとする技術を生かし、社会に必要不可欠な製品開発に挑戦していく」

 地域との絆育み新規事業を開拓 辻新会長が抱負

 日東紡の社長を退任し、4月1日付役員人事で代表執行役会長に就いた辻裕一氏(64)は「社長を務めた8年間は、新型コロナウイルス禍もあり厳しい時代だったが、業績が上向き始めた状態で社長を交代できて良かった」と振り返った。

 辻氏は会長としての抱負について「地域との絆づくりに取り組むとともに、新規事業を開拓するなど、将来に向けた種をまいていきたい」と語った。

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