ゲーム会社大手カプコンの人気格闘ゲーム「ストリートファイター6(スト6)」を使った日本最高峰の公式チームリーグ戦「ストリートファイターリーグ(SFL)」2024年シーズンが16日夜、開幕した。福島市飯坂町に拠点を置くeスポーツチーム「FUKUSHIMA IBUSHIGIN(フクシマ イブシギン)」が初参戦し、延長戦の末、20―25で敗れた。
リーダーの翔(かける)選手は「負けたが、値千金の20ポイント。内容も雰囲気も良く、気負わず試合に臨めた」と次節からの巻き返しを誓う。
SFLは7シーズン目。今季は新規参入3チームを含む12チームが二つのリーグに分かれ、全10節で戦う。各リーグの上位がプレーオフとグランドファイナルで日本最強の座を争う。
東北唯一の参加チームのイブシギンは翔選手、郡山市出身のヤナイ選手、ササモ選手、cosa選手の4人。初戦は優勝候補の強豪「Saishunkan Sol 熊本(SS熊本)」が相手で、先鋒(せんぽう)(勝利で10ポイント)のササモ選手、中堅(同10ポイント)のヤナイ選手は競り負けた。だが、サウジアラビアで昨年8月に開かれた「スト6」の国際大会で優勝経験がある大将(同20ポイント)の翔選手が3―2で勝ち、20―20で延長戦に入った。延長戦には翔選手が臨んだが接戦で敗れ、初陣を飾ることはできなかった。
チームオーナーの拝田遼平さんは「経験の浅さが出たが、内容は良く、あと一歩だった。十分に戦えることが分かったので、飯坂温泉と福島の名を背負い、頑張っていく」と話した。
次節は27日。午後8時ごろからの第2戦で名古屋NTPOJA(エヌティーピーオウジャ)と戦う。SFLの公式ユーチューブチャンネルなどで生配信される。